「ポートレート・イン・ジャズ」和田誠 / 村上春樹

ジャズの名盤をジャズ愛好家の和田誠のイラストと村上春樹の文章で紹介したジャズ・レコード入門書の決定版。続編と合わせて２冊出版されています。村上春樹の文章は卓越しています。

「セッションⅡ」　北村英治カルテット

北村英治率いるカルテット編成の第二作目。近年の録音なので好音質で相変わらずのハッピーなスイングジャズが楽しめます。一作目と異なり高浜和英のボーカルが聞きどころになっています。彼のような小粋でスイングする語り弾きピアニストは我が国では貴重な存在です。

「イタリアン・フェイヴァリッツ」　コニー・フランシス

６０年代前半に我が国で最も人気のあった米国ポピュラーシンガー。シナトラ、ディーン・マーチン、コモ、ベネットとイタリア系の歌手は多いが、彼女もその一人でイタリア語と英語でお得意のナポリ民謡、カンツォーネをのびやかに歌っています。1959年録音で彼女のＬＰの中で最も売れた盤だそうです。昨秋にサラリーマン卒業旅行でイタリアに行ったので、ジャケットがなつかしい一枚です。

「ソロdeベンチャーズ」　古川忠義

我が国ギター界の第一人者が一人で演奏した驚異のベンチャーズヒット曲集。「青春デンデケデケ」世代のおじさんだけでなく、そのメローなサウンドは広範なリスナーに支持されるでしょう。

「Sings & Plays」  サミーデイビス・ジュニア/ローリンド・アルメイダ

アルメイダのギター伴奏でサミーがしっとり歌うバラード集。京都市役所前駅近くのバー「スロウボート」の名物店主が紹介してくれたＬＰのＣＤ盤。好演奏・好録音でまさにスイートメロディーです。